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                                                | "このルアーはよい泳ぎをする"という表現が頻繁に使われる。 しかし、"よい泳ぎ"という表現は、抽象的かつ主観的過ぎて返事に困ることがよくあります。
 " よい泳ぎ"という表現が、カジキがヒットするという"よい泳ぎ"であれば、"泳がないルアー"も"よく泳ぐルアー"も状況次第でカジキはヒットしてくるのだから"よい泳ぎ"ということになります。
 しかし"よく泳ぐルアー"という表現であれば、"頻繁に動きが変化する"、という意味になります。
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                                                | 例えば、PAKULAの名ルアー "スプロケット"とラットは同じチャガータイプのルアーであっても、スプロケットよりラットのほうが"よく泳ぐ"。 ラットはヘッドが短いので首をよく振ります。
 スプロケットはそれに比較すれば"泳がない"。
 しかし、どちらが"よい泳ぎをする"のかということになると、PAKULAを代表するルアーといえば「スプロケット」であることを疑わなければ、スプロケットだ、と答えることになるでしょう。
 スプロケットは、泳ぎすぎないことで、より長くきれいなスモークを曳いてカジキの本能を刺激するからです。
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                                                | また、"ルアーが首を振る"という場合には、ルアーヘッドの中心を支点にして首を振るルアーもあれば、ルアー全体を左右に振ることで首を振るということもあります。 ルアーヘッドのフェイス面を支点にして首を振れば、このルアーは腰を振るという表現になるかもしれません。
 ルアーの動きを言葉で正確に表現することの限界があるがゆえに"よい泳ぎ"という表現になってしまうようですが、アバウトすぎてどうも的確な表現とも思えません。
 それに加えて、ルアーは複数の動きを持っていて、その要素が複雑に影響しあっているのでなおさらです。
 結局ルアーの泳ぎは言葉では表現できず目で見極めるしかありません。
 自分の目でその泳ぎを見て納得がいけば使うようになるし、納得がいかなければ、ルアーケースの奥にしまわれることなります。あるいは、時期を選んで使うようになるのです。
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